これまでもたくさんのヒートマップツールがありました。実際、HARMONYではお客様が導入しているさまざまなヒートマップツールから分析レポートを作ったり、サイト改善のアドバイスを行ってきました。
しかし、そのすべてがとても歯がゆい状態だったのです。役立つレポートにするためには、とても手間と時間をかけなければなりません。誰でも使えるはずのツールなのに、これでは困ります。
だからHARMONYは自分で使えるヒートマップツールを作ることにしたのです。
TwinHeatは他のヒートマップツールとどこが違う?
図は、「TwinHeat」で作成したヒートマップのPDFレポートサンプルです。同じページで2つのヒートマップが作成され、並べて見比べることができるのがTwinHeatの最大の特長。
ゴールに到達した人としなかった人ではクリック行動のどこが違うか? 改善制作したページでは作業の前後でどうクリック行動が変わったか? それぞれをヒートマップにして同じレポート画面で見比べることで、簡単にその違いを確認することができるのです。
圧倒的な読み取りやすさ、改善への活かしやすさ
もしゴールに到達した人がクリックしたボタンが、ゴールしなかった人ではあまりクリックされていないようなら、もっとそのボタンが多くの人に関心を持たれるように、文言を変えてより魅力的にしたり、ボタンを大きくして目立たせるなどの施策が実施でき、ゴール到達を増やすための改訂を行うことができます。
つまり、「TwinHeat」は2つのセグメント(分類)によるヒートマップを並べて見比べることで、改善の仕方を誰もが読み取ることができるツールなのです。これにより圧倒的に読み取りやすく、改善に結び付けやすい結果を確実に得られる、初めてのヒートマップツールなのです。
これまでのヒートマップツールでは、セグメント設定しても順番にヒートマップを生成するだけなので、2つを見比べようとすると、2つをそれぞれ生成して、パワーポイントなどに貼り付けて見比べる、とWebマスターにレポート作成の手間がかかっていました。これは大変な作業です。
ヒートマップは面白いデータを提供してくれますが、1つのマップを見ているだけでは、「訪問者がクリックしたのはこのボタンか。ふーん、面白いな」ということで終わってしまいます。2つ作成して並べて見比べれば、誰でも狙いを実現するにはどうすれば良いかが理解できるようになります。
見比べるって、そんなにヒートマップは違うものなの?
2つのヒートマップを作っても微妙な違いで結局何をどう考えどう行動すれば良いか分からないのではないか?と心配される向きもあるでしょう。
しかし、新規訪問者とリピーター、ゴール到達した人/しなかった人などに分けて見ると、あっと驚くほど違いがはっきり現れるものです。これまで私たちが行ってきた報告会でも、2つのヒートマップの見比べでは、スライドを映したとたんに出席者から驚きの声が上がるということが多いのが事実です。
TwinHeatが「合計クリック数」で料金設定しているわけ
もしゴール到達者のクリックと到達しなかった人のクリックに差がないとすれば、それはおそらく測定したページの階層が上位すぎて、まだ訪問者がゴールに向かって動き出す前の状態を見ているのかもしれません。
この場合には、元のページAの計測をストップし、ページAから多くの人が移動しているページBに新たな計測タグを設置して、今度はページBについて比較ヒートマップを作成しましょう。今度は違ってくることでしょう。
ゴール到達者は「価格」「事例」などを多く見ている、といったことがはっきり見えてくるはずです。
「TwinHeat」の価格は「計測ページの合計クリック数」で決まっています。これでプランを選んでおけば、どんどん計測ページを差し替えて新しいタグを設置しても、合計クリック数が膨らんで値段が高くなる心配がありません。それが、計測ページの合計クリック数で価格設定している本当の理由です。
レポートが見やすい!
これまでのヒートマップツールは優れたツールであってもなかなか分かりやすいレポートになりませんでした。いろいろなページのレポートを社内に共有しようとすると、Webマスターや制作会社が一生懸命画面キャプチャーをとってパワーポイントに貼り付けて…という作業が必要でした。
しかも「TwinHeat」ではマップごとにクリック数のランキングが出るので、2つのマップを見比べれば、何が違うのかが一目瞭然になります。